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地雷被害者支援から始まったアンコールワット・ハーフマラソン、走り続けて30年
1996年、14カ国654人で始まった大会は、30周年の2025年に16,000人を集めた。2026年12月6日(日)、ハーフは日の出前の5:50にアンコールワット正面をスタートする。
この大会では、参加費が義足に変わる。アンコールワット国際ハーフマラソン(Angkor Wat International Half Marathon)は、地雷被害者を支援するため1996年に始まった。
2026年のエントリー要項にも、参加費と寄付金を地雷被害者の義足、社会復帰、教育に充てると明記されている。 30周年を迎えた2025年、過去最多の16,000人がアンコールワット前に立った。
第31回大会は2026年12月6日(日)。ハーフは5:50にアンコールワット正面をスタートし、その約20分後に日が昇る。
日の出前のスタートライン。朝はコース上で迎える。
海外ランナーのエントリーは10月23日(金)23:59に締め切られる。この夜明けを予定に入れるかどうか、それまでに決めたい。
1アンコールワット・ハーフマラソンは、地雷被害者を支援するため1996年に始まった

大会を立ち上げたのは、日本人女性として初めてオリンピックのマラソンでメダルを獲得した有森裕子さんだ。対人地雷の製造と非人道的な使用の禁止を求める運動を支援するため、1996年に第1回大会を開催。14カ国から654人が走った。
実行委員会は現在もカンボジアと日本の共同運営である。 参加者は2024年の14,000人から、30周年を迎えた2025年には16,000人へ増えた。カンボジアのメディア『Cambodianess』によると、2025年の参加者のうち、カンボジア人ランナーは約10,000人、海外ランナーは3,000人余り。
共催するカンボジア国家オリンピック委員会の事務総長は、この大会を「観光とアンコール文化、そしてカンボジア全体を知ってもらう機会」と表現した。 海外ランナーは、およそ5人に1人。スタートラインの大半を占めるのはカンボジア人ランナーだ。
アンコールワット国際ハーフマラソン2026年12月6日(日) · D-52 · シェムリアップ, カンボジア大会詳細を見る
22026年のハーフは5:50スタート、前年より20分遅くなった

2026年のエントリー要項によると、ハーフのスタートは5:50。2025年の5:30から20分遅くなり、今年はハーフの車いす部門が5:30に先行スタートする。続いて5kmが6:10、3kmが6:25、10kmが6:40。
2025年の案内では、スタート30分前までにアンコールワット正面へ到着するよう求めていた。 12月6日、シェムリアップの日の出は6時14分ごろ。ハーフのランナーは暗闇の中でスタートし、最初の数キロを走るうちに空が明るくなる。
10kmを選べば、スタートラインに立つころにはすでに日が昇っている。 2025年、この大会を初の海外マラソンに選んだ日本人ランナーは、YouTubeチャンネル「Wagahai's adventure(吾輩のぼうけん)」に当日の早朝の様子を投稿した。4:25、スタートまで1時間。
会場は祭りのような熱気に包まれ、ゴリラ姿のランナーまでいた。気にしていた天候について、カメラにこう語っている。「思ったより気候も涼しいんで…心配してたあの天気とか気候の面では、そこまで心配はないかな」。
5:30スタートだった年の話である。今年のハーフは20分遅い5:50にスタートする。
3アンコールワットのハーフコースは14の遺跡を巡り、2kmごとに給水所がある

主催者によると、コースはアンコール世界遺産内のフラットな道で、沿道には約14の古代寺院が並ぶ。スタート地点はアンコールワット正面。計測地点はアンコールワットとアンコール・トム付近に設けられる。
距離表示は1kmごと、給水所は2kmごとにあり、水と電解質飲料を用意。一部ではバナナも提供される。 男子の大会記録は1時間7分34秒(2019年)。
AIMS(国際マラソン・ディスタンスレース協会)認証大会でありながら、主催者はレース中に写真を撮っても構わないと案内している。 ハーフのランナーは、日の出から1時間以上走ることになる。ペースより先に守りたいのは、2kmごとの給水所をひとつも飛ばさないことだ。
4制限時間4時間、歩きを交えても完走できるハーフ

ハーフの制限時間は4時間。5:50にスタートし、コースは9:50まで開いている。キロ11分ほどで進んでもフィニッシュできる計算だ。
参加資格は16歳以上。 Wagahai's adventureのランナーがフィニッシュ直後に漏らした言葉が、この4時間の意味を物語る。「残り5kmぐらいの時本当ずっと歩きたかった」。
意地で粘ったものの、膝が痛くて死にそうだと話した。それでも「達成感あります」と2度口にした。レース後に向かったのは、6ドルのマッサージ店だった。
ただし、フィニッシュが遅いほど日は高くなる。初ハーフなら、もうひとつ目標時刻を決めておきたい。8:00前後、スタートから2時間ほどでフィニッシュラインを越えることだ。
5ナンバーカード受け取りは12月3〜5日のみ、大会当日は不可

レースキットの受け取りは12月3〜5日、シェムリアップのみ。大会当日は受け取れない。3・4日は9:00〜18:00、5日は9:00〜20:00。
会場はまだ発表されていない。確認メールと身分証明書またはパスポートが必要で、航空便は遅くとも12月5日の夜までにシェムリアップへ到着する便を押さえたい。キットにはナンバーカード、計測チップ(ハーフ・10km)、参加賞Tシャツが入り、ハーフ完走者にはフィニッシュ後にフィニッシャーTシャツも渡される。
メダルと電子完走証も発行され、ハーフと10kmは電子記録も確認できる。 Wagahai's adventureのランナーがレース前に掲げた目標のひとつが、そのフィニッシャーTシャツだった。汗で濡れた服のまま観光しないためには、完走して着替え用のTシャツを手に入れる必要がある。
フィニッシュ後、彼はTシャツを受け取りに向かった。 レースを終え、その足でアンコールワットへ向かった彼は、「チケットプリーズ」と言われた。主催者によると、キットと一緒に受け取るIDパスで無料入場できるのは、コースの下見をするためにアンコール地区へ入るところまで。
寺院内部に入るには、1日券37ドルを別途購入しなければならない。彼の助言は短い。「アンコールワット…は前の日まで終わらせときましょう」
6アンコールワットのマラソンは2つ、支払い前に12月6日開催か確認を

アンコールワットのマラソンを検索すると、2つの大会が見つかる。ひとつは本記事で扱うアンコールワット国際ハーフマラソン。2026年12月6日に開催され、最長種目はハーフだ。
もうひとつはアンコールエンパイアマラソン(Angkor Empire Marathon)。フルマラソンがあり、スタートは4:30。エントリーサイトも参加費も異なる。
2026年の海外ランナー向け参加費は、ハーフ70ドル、10km 55ドル、5km 45ドル、3km 35ドル。6月30日までの早期エントリーではハーフ60ドルだった。カンボジアのランナーは、通常エントリーでハーフ36ドル。
エントリーは10月23日(金)23:59に締め切られる。2025年の締め切りは10月24日だった。 寄付という形で、さらに一歩を加えることもできる。
シェムリアップのアンコール小児病院(Angkor Hospital for Children)は、大会参加者向けの募金キャンペーンを実施している。大会へのエントリーは主催者側、募金は病院側で行う。
エディターの選択
選ぶならハーフだ。10kmは6:40スタートで、走り出すころには日が昇っている。ハーフなら暗いうちにスタートし、コース上で朝を迎えられる。
6:10スタートの5kmも日の出の時間帯を走るが、そこで終わりだ。ハーフには4時間の制限時間がある。初ハーフでも、最後の5kmを歩いても間に合う。
現地入りはレースの2日前がいい。12月4日に到着し、5日はキットを受け取って37ドルの1日券で遺跡を巡る。6日がレースだ。
遺跡内部は前日に見ておき、レース当日は走ることに集中する。フィニッシュ後、その足で遺跡へ向かい、「チケットプリーズ」と言われたランナーが動画で勧めていた順序である。
アンコールワット観光はレース前日までに。フィニッシュ後の午後は、膝の休養と6ドルのマッサージに充てる。
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